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ヴァーチャルときわ別館

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「豊かさ」と「もったいない」

2016.01.29|その他徒然に・・・

今、大手外食チェーン店の廃棄カツ横流し問題が話題となっています。廃棄しなければならない問題食材を転売していたことは言語道断なことですが、私は商売柄なのか、廃棄された豚カツのあまりの量の多さに目を白黒させています。とにかく「もったいない」のひと言。消費されずに棄てられてしまう無駄に只々心を痛めています。

実は旅館にも、もったいない無駄がたくさん存在いたします。ただし、旅館の場合は「贅=豊かさ」を売るのが生業という側面がありますから、 「豊かさ」と「もったいない」との区別がとても難しいと日々感じています。
食べきれないほどたくさんの料理(個人差がかなりあります)、少しだけ使って棄ててしまうアメニティー、濡れたらもう使わないタオル、出しっ放しの水道の水、点けっぱなしの電気…etc. こういうことを大きな声で言う機会はほとんどありませんが、実は旅館としてはどこで線を引くかについてとても頭を悩ませているのです。

ということで、当館では例えばアメニティー類は客室には最低限のモノを置かせていただき、大浴場には複数種類のモノを置かせていただいています。こういったやり方が良いのか悪いのか、正直賛否はいろいろありますが、試行錯誤の末にこういった方法で現在は落ち着いています。