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お薦めできないインターネット接続法

2006.02.10|お役に立てば幸いです

旅先(外出先)でのお薦めのインターネット接続法については、既に2005/08/09のBlogで触れさせていただきました。あくまでも私がベストと思う方法ですが、リモートメールが便利と考えます。
ただし、これはメールの送受信に関してであり、ホームページ閲覧となると話は別でして、私としては今のところそこまでの必要性を感じていませんので専門外のこととなってしまいます。


お客様の中にはノートブック型のパソコンを持ってこられている方も多いですが、これならばメールだけでなくホームページの閲覧も可能なことと思います。ただ、私としてはノートブックパソコンの持ち運びは、それがどんなに軽量コンパクトであっても「重い」・「かさばる」・「邪魔になる」ですし、「破損も心配」、そしてそれが例えサブパソコンであったとしても「データの盗難」がすごく心配でありましてノーグッドだと思っています。けれどもそれは私個人の見解であって、それ以上のことは私がとやかく言うべきことではありません。



今回私が問題とさせていただきたいのは、その持ち込んだパソコンを「どのようにしてインターネットに接続するのか?」ということであります(実際には私は未経験の分野ですので、ここから先は推測でお話をさせていただきます)。
持ち込んだパソコンは、そのほとんどがPHSカードや携帯電話を使ってインターネットに接続されているのだと思います。これらの通信機器を自前にされている分については、自己責任において利用されているわけですから問題となるところはありません。また、残念ながら当館では対応しておりませんが、客室内にインターネット専用回線を設置しているホテルもあり、むろんこれも問題はありません

実はここからが本題であり、問題のケースであります。
当館に限らずほとんどのホテル・旅館の室内電話はPBX(交換機)が入っており(外線は0番発信等のある電話機)、それをパソコンのモデムに直結させても通信は無理だというのが私共の理解するところでありましたが、それが実は通信可能なようで、パソコンの設定だけで可能なものか、それともラインチャンジャーのような機器を使われたのか、ともかくもPBXを通過させてインターネット接続をされるという事例が発生したのでありました。ここで注目していただきたいのは、前者の接続方法がお客様の自前であったのに対して、このモデム接続はサーバから先はお客様が自前で契約していることであっても、パソコンからサーバまでは旅館・ホテル側の環境を借用しているという点であります。つまり、それがどのような環境、どのような設定、どのような契約内容になっているかについては、借用している立場のお客様は認知し得ない部分であるということです。これは重要な部分でありますので、最後まで覚えておいて下さい。
さて、PBXを通過する環境が整ったといたしますと、次はアクセスポイントの設定です。アクセスポイントが自宅のままですと高額な接続料金がかかることになりますので、旅館・ホテルの近在のアクセスポイントに設定変更をする必要が生じます。これがまた面倒なことでありますが、プロバイダーによっては同一の電話番号で全国どこからでも低料金での接続が可能な便利なサービスを実施しているところもあります。例えばAOLらくらくワンナンバー(全国共通番号)等がそうで、(あらかじめの契約は必要ですが)これですと全国どこからでも「0570-010-750」に接続すれば、8:00から23:00までならば3分8.925円(税込)で、23:00から翌朝8:00までは4分8.925円(税込)で利用できるという優れものであります。
ただし、利用に際しては注意が必要になります。何度も申しますが、パソコンからサーバまでの接続に関しては、他人様の所有のものを借用する場合があるからなのです。使用する場所や施設で環境はまちまちなわけで、結果として、「全国どこからでも必ず低料金利用」というわけではないのであります。けれどもお客様は「どこから接続しても低料金で接続できる」と思っておられる。そしてホテル・旅館の電話に直結する行為を全く問題視されていない。ここに落とし穴があるのです。
実はAOLのらくらくワンナンバーの案内ページにも、その注意書きが細かく書かれています。
その中の「ホテルや会社などの外出先からAOLに接続される方」の項を以下にそのまま記してみます。