青空に向かってエール

2020年08月13日|ときわ別館の様子・出来事

少し前の話ですが…
海鮮BBQレストラン「TOKIWA GARDEN」構想時にビジネスパートナーの薦めもあって、仕事が立て込んでいたのでかなり強引なスケジュールでしたが思い切ってベトナムに視察に行きました。初めて行ったベトナムという国は想像以上に魅力的な国で、国民は若々しく、みなぎる活気はとても新鮮に私には感じられ、その勤勉な国民性と併せて私はたちまち「ベトナム」という国が大好きになってしまいました。

さて、城崎温泉は台湾の大学とインターンシップ契約を結んでいて、学生が1年間城崎温泉の旅館で住み込みで働くことによって単位が得られることになっており、当館にはこれまで第一期生と第二期生を受け入れて参りました。

それが第三期生は運命の巡り合わせなのか、新にベトナムの大学とも契約が結ばれることになり、かくしてNGUYEN HONG ANH (グエン・ホン・アイン)さんとVU THI TUYET(ヴィ・ティ・トゥエット)さんの2名のベトナムの女子学生が当館にやって来たのでありました。
それが去年の7月のことです。
彼女たちは1年間、本当に一生懸命働いてくれたと感謝しています。
しかしながら、やっぱり彼女たちにもコロナの災難が降りかかることになるわけです。
4月後半から5月末まで城崎温泉は完全にロックダウン状態でしたのでもちろん仕事は無く休業を強いられ、そして6月末で期間が満了したのに帰国ができなくなってしまったのです。
いつ帰国できるか分かりませんので、6月中に和気藹々の中でとりあえず送別会も済ませ(コロナ禍を考慮して当館内で出前をとって執り行いました)、事情はともあれ帰国して居ないと思っていた7月や8月にも居てくれるということは当館にとっては充実した戦力が整うことを意味し、彼女たちには本当に申し訳ないと思いながらも旅館の人手は大いに助かる結果となったわけです。

しかしながら、お別れは突然やって参りました。
民間機は8月末までは欠航が決定していましたが、大使館から連絡があり、8月10日に急遽特別機が飛ぶことになったというのです。もちろんたいへんにめでたい話ではありますが、それを聞いたのが8月6日であって、帰国準備の為に仕事は8日の午前までとなってしまい、9日の夕方にはあっという間に城崎から離れていってしまいました。
6月の送別会は笑顔でしたが、9日のお別れは涙・涙・涙・涙のお別れでした。
彼女たちには本当に感謝しかありません。言葉では言い表せませんが、スタッフの涙がそれを物語っています。
またの再会を誓いましたが、この青空はひとつ。ベトナムにも繋がっている青空に向かってしばらくはエールを送りたいと思います。
「本当に有り難う! そしてガンバレぇぇ!!」