下駄供養とお札

2009年05月7日|普段は表に出ない裏側の話

本日、有り難い下駄供養のお札が届きました。
下駄はゆかたと並んで外湯めぐりには欠かせない物です。下駄で歩く音を「カラコロ」或いは「カランコロン」と表現することがありますが、細かいことを言えばこれは下駄を引きずりながら歩く音で、履き慣れた私たちが歩くとこういった音はせず「コトコト」といった類の音になります。下駄を引きずりながら歩きますと、後ろの歯だけが極端に磨り減って下駄はとても歪(いびつ)な形になってしまいます。
さて、お客様がお履きになる下駄は何十回、何百回と使われて、最後には磨り減って使えなくなってしまいます。年間にして百あまりの下駄が当館では消費されますが、これが約百件近くある城崎温泉内の全旅館の下駄を集めればとても多い数となります。
城崎温泉では毎年4月23日の温泉祭りの際に下駄供養会を開催し、温泉寺のご住職に祈祷いただいた後にお焚き上げを行っています。下駄に感謝すると共に、これからの益々の繁栄を祈るのであります。
そしてそのお印としてお札をいただき、当館では下駄箱の高いところに掲げて、これから一年間の安全を見守っていただくのであります。
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