ありがとう 御所の湯

2005年06月13日|町並みウオッチング

なんだか完成間近の新御所の湯を見ていますと、その重厚な格式張った造りに何ともいえない期待感が湧いてくるのであります。
そもそも御所の湯は、文永4年(1267年)に後堀河天皇の皇姉、安嘉門院が入湯されたと言われている格式高い外湯で、それ故に「御所」の名が付けられているのであり、新御所の湯もそれにちなんで京都御所風に造られているのであります。
新御所の湯には、いわゆるスーパー銭湯といった集客目的だけの怪物風呂ではない、町並みと調和し伝統と格式を引き継いだ、なんとも言えない威厳と期待感が感じられるのであり、これは我々地域住民だけではない、恐らくはこの前に立った人全てがそう感じるのではないかと思うくらいの凄さを漂わせているのであります。

さて、来るものもあれば、去りゆくものもあります。
新御所の湯ばかりが目立つ中で、旧御所の湯はお役目交代の日まで何変わることなく日々営業を続けているのであります。これは新御所の湯は旧御所の湯とは別の場所に建てられている為にそうなっているのであり、新御所の湯の完成とともにそのお役目を終える予定なのであります(厳密には新御所の湯のオープンは7月7日ですが、旧御所の湯は6月末をもって終了となります)。

少なくとも旧御所の湯もまた、町並みに自然ととけ込み城崎温泉の風情を作り出してきたかけがえのない建物なのでありました。
新しいものができるとはいえ、これが取り壊されることには一抹の寂しさを覚えるのであります。一の湯の時もまんだら湯の時もそうでしたが、最後に「ありがとう」の気持ちを込めて入浴しお別れをしたいと思っています。


「なんとも言えない威厳と期待感」
伝統と格式を引き継いだ凄さを漂わす「新御所の湯」
ができる!
ああ城崎へ行きたいなあ。
ところで旧御所の湯の跡地は何になるのかな。