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【個人ネタ】我が良き友よ

2006.07.4|その他徒然に・・・

私は典型的なA型であります。
とにかく物持ちが良いのです。捨てるのが勿体ないのであります。
「物持ちが良い」ということと単に「整理ができない」とは裏腹の関係であり、確かに私も整理をするのが下手な点は否めません。しかしながら中途半端な年月ならばそう言われるかもしれませんが、それが何十年と使い続けるとなりますと、他人様が見ればボロボロのガラクタにしか見えない物であっても、私にとってはとても愛着のある“友”になるわけなのです。

例えば、そんな“友”のひとつが「自転車」であります。
もう使い続けて20年以上になります。安物でありますが、それでも購入当時大学生であった私にとりましては結構高価な買い物でありました。この自転車で坂道の多い京都の学生街や修業時代の神戸の港町を走り、そして城崎に帰ってきてからも常に乗り続けて参りました。
城崎の街の人であれば、この自転車に乗る私の姿を記憶にとどめておられる方も多いことと思います。

さて、突然の出来事でした。
7月2日の消防訓練の時のこと。サイレン吹鳴と同時に友(自転車)を駆り、消防自動車のところまで急行する筈であったのですが…。
またがったその瞬間、変わり果てた状態に初めて気がついたのでありました。なんと前後のどちらの車輪も動かないほど潰れていたのです。唖然といたしました。
自転車はいつも車庫の壁に沿って立てていた為にいつも真横からしか見ることが無く、横から見た状態ではその破壊に気がつかなかったのですが、前から見ると見事にくの字に曲がっていたのです。恐らくは自転車が立ったままの状態で真横から圧力が加わり、壁との間で挟まれて変形したものと思われます。酔っぱらいが足で蹴った程度では変形しないと考えられ、恐らくは車が押しつぶしたように推測されます。ならばやった本人は絶対に気がつかない筈がありません。いわゆる「当て逃げ」なのです。
まぁ~今さら犯人捜しなどするつもりは毛頭ありません。今はただ、私の青春を共に駈け抜けた20年来の友に対する虚しさだけがただただ残るのみでありました。


ブログとは便利な物です。自転車はもはやガラクタと化した今、ブログに遺すことによって私の想い出に変えたいと思います。
有り難う、そしてさようなら(T_T)


《追伸:その1》
実はこのボロさ加減が良かったのかも。
自転車に乗って呑みに行った際、帰りに自転車に乗れないほど酔っても、平気で放置して帰って来ることができた。後日放置場所に取りに行っても一度も盗難にあったことはなかった。これが新品か高価な品であれば、こんな行為はできなかったことでしょう。



《追伸:その2》
このシールは一部の人にしかご理解いただけないものでありますが、私の神戸修業時代の物で、修業先の店に隣接する億ション(高級マンション/当時はこんな言い方をしていた)の駐輪証であります。
もちろん私は億ションの住人ではなかったけれども、店が隣接していた為に自転車は億ションの駐輪場に停めていました。この駐輪証が無いと違法駐車として、撤去されてしまうのでした。
とりわけ大事にしていたわけではないのだけれども、これまで剥がれることなく年月を経たのでありました。知る人ぞ知る一品でありますが、これを見ていただくだけでも私の物持ちの良さをうかがい知っていただけるというものであります。



《追伸:その3》
タイヤは何度パンクしたことか。実はつい先日も修理したところでありました。