国の政策もあって、城崎温泉を訪れる外国人が年々増えています。
外国人旅行客というとマナーが問題視されることも実は他の一部の観光地ではあるようだと聞いているのですが、城崎温泉に来る外国人客はいわゆる「FIT（Foreign Independent Tour）」と呼ばれる完全なる個人旅行で、しかもゴールデンルートから離れてわざわざ城崎温泉に来たいと思った人だけがくるので、マナーもすこぶる良く私共もとても好感を持って受け入れさせていただいています。
そして、豊岡市も外国人客誘致にとても積極的で、それが確実に結果として表れています。
この度、豊岡市が外国人向けのポータルサイトを作ったのですが、そのネーミングからして豊岡市の本気度がうかがえます。そのサイト名は「Visit Kinosaki」と言います。「Visit Toyooka」としなかったところがとても評価しています。
一般的に行政は「市民への平等なサービス」が基本ですが、この度の外国人向けサイトは豊岡市の中のひとつのエリア「城崎温泉」を全面的にPRしている格好をとったのです。つまりは、外国人に最も興味のある城崎温泉をまず注視させ、その城崎を拠点として他の市内の観光地をリンクさせていこうという戦略なのです。
お陰様で当館にご宿泊いただく外国人客も増えています。当館の場合は、特に日本らしい庭園や木造の佇まいを評価していただいているようですが、3年前は年間100名程度であったのが、2年前は125名、昨年は400名、そして今年はおそらくは1,000名を越えると思っています。
Visit Kinosaki
http://visitkinosaki.com/