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出石皿そば

2012.03.5|そば街道

豊岡市には瀬戸内海と日本海を結ぶ国道312号線が通るほか、これを十字に横切るように国道482号線が通り豊岡市を横断しています。
実はこの482号線には「そば」を名物とする地域や店が多数点在していることから、この度豊岡市ではこれらを「但馬豊岡そば街道」と称して、よりたくさんの皆さまに知っていただこうと事業展開をしていくことになりました。
さて、私が最もお薦めするのは床瀬の三椒庵(さんしょうあん)さんですが、まずは豊岡のそばを語るならば「出石(いずし)皿そば」は外せないところであります。
出石そばは、江戸時代中期の宝永3年(1706年)に信濃国上田藩より但馬国出石藩に国替えとなった仙石政明が蕎麦(信州そば)職人を連れてきたことに始まるとされています。幕末のころ「出石焼き」の隆盛と共に、屋台で供される際に持ち運びが便利な手塩皿(てしょうざら)に蕎麦を盛って提供したことが興りで、昭和40年代前半に「出石皿そば」として現在のスタイルが確立されたということです。
「挽きたて」「打ちたて」「茹がきたて」の『三たて』が伝統的な信条とされ、蕎麦を盛る出石焼きの小皿には各店舗オリジナルの絵付けがされており、今では40以上も蕎麦屋があることから、それらの皿を並べてみるとそれだけでとても壮観であります。
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出石までは、当館から車で約40分であります。