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続・続 スピルバーグがやって来た

2005.10.12|スティーブン・スピルバーグ ネタ

もう7年も前の出来事です。
あの頃は本当にたいへんな騒動でしたが、7年も経った今となると当時のことを全て思い出すのには少し時間がかかるほどになりました。

発端は「スティーブン・スピルバーグが城崎温泉に来た」という噂。
噂というものには必ずと言っていいほど「尾ひれが付く」ものですが、当時「スピルバーグが城崎温泉で映画(Memoirs of a Geisha)を撮る」という噂は、その域を超えて現実のものとしてとらえられ、実際に当時すぐに建設される筈であった一の湯の工事が大幅に遅らされるに至り、そしてマスコミもそのことを頻繁に取り上げたりしたのでした。

詳しくは、ここここここを参照して下さい。


さて、それからたいへんな紆余曲折があったようでありますが、その内情は我々には知るよしもありません。
分かっているのは、映画の撮影は主人公サユリのモデルとなった人物の「自分が生きているうちは映画化を許可しない」を忠実に守ってその死後に行われたのであり、スピルバーグは製作者となり、実際の監督は「シカゴ」でアカデミー賞を獲ったロブ・マーシャルがあたったということ。さらには、主人公のサユリ役にはアジアンビューティーのチャンツィイーが抜擢され、今やハリウッド俳優となった渡辺謙が脇を固めているのであります。
かくしてベストセラー小説「Memoirs of a Geisha」は、映画「SAYURI(サユリ)」としてこの秋12月10日に全世界に向けて公開されるのであります。


ここまで来ると城崎温泉も結局のところ箸にも棒にもかからず色あせてしまった感がぬぐえないのでありますが、実はどっこいこの話は終わることなくまだまだ続きがあるのでありました。

昨日のこと、ある外国人の一行6名が県の招待で城崎温泉にやって来たのでありました。この外国人はアメリカの旅行代理店や旅行ライターらで、主人公サユリの人生をなぞる旅(ワールドツアー)の企画化の可能性を探ることが目的でありました。
サユリは日本海の漁村「ヨロイド」の出身という設定です。架空の漁村のようですが、京都への立地から推定すると城崎付近の漁村がモデルになったことは十分に考えられます。そして、、実際に「鎧(よろい)」という漁村が実在するのです。そしてまた、サユリの姉の名は「佐津」といいますが、この佐津もまた、鎧の近在に地名として存在するのであります。これは本当に偶然なのでありましょうか?

昨日来た外国人の一行の談話が地元神戸新聞に載っていましたので抜粋いたします。
「鎧は、小説を読んで思い描いていた風景そのものだった。日本の伝統文化に魅了された米国人の心をつかむだろう」

「SAYURI」のワールドプレミアが、11月29日に東京・両国国技館で行われるとの記事も別の新聞にありました。国技館で映画試写会が行われるのは極めて異例ということ。この映画の凄みが伝わって参ります。

と、いうことで、あれから7年。それでもまだまだ続き、まだまだ盛り上がるネタのようであります。
次回のレポートをご期待下さい。

=つづく=


あら・・・全然知りませんでした。なんだかすごく親近感わいてしまった。
探して見てみようと思います。続きの記事も楽しみにしてますね♪