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泣いた、泣けた、感動した!!

2008.05.14|ディスティネーションキャンペーン

来年の4月から6月の3ヶ月間、兵庫県で初めて「ディスティネーションキャンペーン(以下DC)」が実施されるに伴い、5月12日に神戸ポートピアホテルに於いて「全国宣伝販売促進会議」が開催され、私も城崎温泉の宣伝大使として出席して参りました。
全国宣伝販売促進会議とは旅行業者が兵庫県にお客様を誘致するにあたり、その素材集めと商談をする大見本市のようなもので、ここで城崎温泉が認められ旅行商品が作られないことには、来年のDC期間中の成果はもはや見込めないのであります。



そして、翌13日から14日にかけては会議に出席の方々に実際に現地を見ていただくエキスカーションが実施され、城崎温泉の属する但馬地域コースには本当に大勢の旅行商品造成担当者に来ていただくことになりました。
心配されたお天気もなんとかもって一行は但馬各地を視察され、お泊まりは我が城崎温泉。そして、一行に観ていただくは夜の城崎温泉の町並みと賑わい、そして「奇跡の温泉地」とも呼ばれるその温泉風情でありました。この時のために私たちは約1年前から準備をし、持ち時間のたったの1時間30分に城崎温泉の良さを凝縮させ、参加の皆さんにご理解いただけるよう段取りを進めていたのでありました。
それがなんとしたことか、いきなりの強雨、土砂降りとなってしまったのです。予定していた湯流れ万灯はろうそくの灯が点かないことから取りやめ。しかしながら若手世代中心のガイドとかがり火をはじめとしたライトアップは雨だからといって決して手を抜かず、只々いつも通りの城崎温泉のホスピタリティーを前面に出したずぶ濡れの対応によって、それがかえって強烈に心に残るをエキスカーションになったのでありました。そして、まちの商店さんもGW明けでお休みしたいところを普段通りに開店していただき、大雨もなんのその「まち全体でお客様をおもてなしする」いつも通りの城崎温泉の心をお見せできたのではないかと思っているわけであります。
私自身、土砂降りの空を見上げて一時は本当に絶望してしまいましたが、それをもろともしない城崎温泉人のパワーにとにかく感激し、思わず泣けてきたのでありました。身内が身内に対して感激するのもどうかとは思いつつ、私自身があらためて「城崎温泉はひとつの旅館」を体験できたということは、おそらくは参加いただいた商品造成担当者にも強く伝わったのではないかと思っているのであります。

一夜明けて今朝14日はまた天気が回復いたしました。次の視察地に向かって出発をする一行をお見送りする際、その好天を恨めしいとは思わず清々しい気持ちでいられたのは、虚勢の無いいつも通りの城崎温泉人というものをお見せできたという達成感によるところであります。

来年のDC本番のみならず、いつも、いつでも「城崎温泉はかくありき」なのであります。ご参加いただいた皆さま、本当に有り難うございました。そして、何卒宜しくお願い申し上げます。