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安心して歩けるまちづくり

2005.07.24|普段は表に出ない裏側の話

もう日付が変わってしまいましたので昨日のことになりますが、昨夜(23日)の21時30分から「防犯パトロール」と称しまして夜の城崎の街を徒歩にて巡回パトロールをして参りました。写真は分かりにくいですが、パトロール隊の証である腕章であります。
今回のパトロールは、夏休み期間中に住民が毎日交替で担当を請け持つもので、目的は主に児童の深夜徘徊を監視するものですが、そもそも城崎という街は防犯に対する意識付けが高い地域なのであります。
元々大きな温泉地と○○団との関わりは意外と強いものであります。
しかしながら、城崎温泉は昭和30年代に住民運動として「暴力追放運動」を実施し、それは当時、たいへんに画期的な出来事として全国版のテレビ番組に何度も放映されたほどでした。
そういった「夜でも安心して歩けるまちづくり」を背景として、現在の「外湯めぐり」があるということは意外と知られていないのであります。

(決してお客様を揶揄するわけではありませんが)ごくごくたまに当館にご宿泊のお客様が小指を立てて私に向かって「兄ちゃん、ええとこないか?」とお尋ねになることがあります。私はもちろんきっぱりと「ないです」と答えるのですが、そのことで少々もめることもあるのです(相手のお客様は相当お酒が入ってらっしゃいますので…)。

正直に申し上げますが、その手の施設は城崎温泉には全くないのであります。決してそのようなお遊びを否定するわけではありませんが、城崎温泉はそのような目的でお越しいただくところではないということなのです。純粋に「温泉情緒を味わいたい」。そんなお客様のご期待には十分にお応えできる温泉地であると思っております。